親子キャンプを始めた当初、わが家では「子どもがキャンプを苦手に感じているのではないか」と思う場面が何度かありました。
自然の中で過ごすことや、普段と違う環境に身を置くことは、大人が思っている以上に負担になることもあるのだと、実際に体験して感じました。
この記事では、キャンプが苦手そうだった子どもと、どのように向き合ってきたか、
そして続ける中で少しずつ変化を感じた場面を、体験談として振り返っています。
特定の方法をすすめたり、変化を断定したりするものではありません。
一家庭の経験として、「こういう考え方もあった」という参考のひとつとして読んでいただければ幸いです。
キャンプが苦手だと感じていた頃の様子

キャンプを始めた頃は、子どもがどのように感じているのか分からず、親のほうが戸惑いや不安を抱くこともありました。
親子キャンプを始めたばかりの頃、子どもの様子を見て「もしかすると苦手なのかもしれない」と感じる場面がありました。
最初のキャンプで見られた反応
初めてキャンプ場に行ったとき、子どもは周囲をきょろきょろと見回し、落ち着かない様子でした。
自然の音や人の多さ、見慣れないテントなど、すべてが新しい環境だったのだと思います。
楽しそうにしている時間もありましたが、長く続くわけではなく、疲れた様子が目立つこともありました。
不安そうにしていた場面
特に印象に残っているのは、夕方から夜にかけての時間帯です。
明るい時間帯とは雰囲気が変わることで、少し不安そうな表情を見せる場面がありました。
大人にとっては特別なことではなくても、子どもにとっては大きな変化だったのだと感じました。
大人が戸惑ったこと
子どもの反応を見て、「このまま続けていいのだろうか」と迷う気持ちも生まれました。
無理をさせてしまっていないか、楽しめていないのではないか、と考えることが増えたように思います。
同時に、「せっかく来たのだから」と思ってしまう自分自身の気持ちにも気づかされました。
無理をさせないように意識していたこと
その頃から、「嫌がることは無理に続けない」という点を強く意識するようになりました。
キャンプを楽しむことよりも、まずは安心して過ごせるかどうかを大切にしたいと考えるようになったのです。
無理をしない形で続けてきた工夫
キャンプを続ける中で、わが家なりに意識してきたことがあります。
それは、「慣れさせよう」としないことでした。
短時間で切り上げることを意識した
最初の頃は、長く滞在することを目標にせず、短時間で切り上げる選択も取り入れました。
「途中で帰ることも選択肢に入れておく」ことで、親の気持ちにも余裕が生まれたように思います。
できないことを前提に考えた
「これはできないかもしれない」「ここは難しいかもしれない」と、最初からハードルを下げて考えるようにしました。
そうすることで、できなかったことに対して落ち込む場面が減ったように感じています。
参加を強制しなかった
テントの外に出たがらないときや、何かに参加したくなさそうなときは、無理に誘わないようにしました。
その場にいるだけでも十分だと考えることで、親子ともに気持ちが楽になった気がします。
様子を見ながら距離を取った
常に一緒に行動するのではなく、少し距離を取って見守る時間をつくることも意識しました。
子どもが自分のペースで周囲を観察できるようにすることで、落ち着いた時間が増えたように思います。
少しずつ変わってきたと感じた場面
こうした関わり方を続ける中で、「以前とは少し違うかもしれない」と感じる場面が出てきました。
以前より落ち着いて過ごせていた
同じキャンプ場に行ったとき、前よりも落ち着いた様子で過ごしているように見えました。
大きな変化ではありませんが、周囲を見渡す余裕が出てきたように感じたのを覚えています。
自分から関わる場面が増えたように感じた
以前は大人の近くから離れなかったのが、少しずつ自分から動く場面が見られるようになりました。
ただし、毎回そうなるわけではなく、その日の気分による違いも大きかったです。
表情や反応の違いに気づいた
表情がやわらいでいると感じる瞬間や、周囲の出来事に反応する様子が変わってきたように見えることもありました。
こうした小さな変化は、続けてきたからこそ気づけたのかもしれません。
大きな変化ではないが印象に残ったこと
「好きになった」「得意になった」と言えるほどの変化ではありません。
それでも、「以前より嫌がる場面が少なかったかもしれない」と感じたことは、印象に残っています。
今振り返って思うこと

これまでの体験を振り返る中で、親の気持ちにも少しずつ余裕が生まれてきたと感じています。
ここまでの体験を振り返って、今感じていることを整理してみます。
慣れるペースは子どもによって違う
今回の経験を通して、慣れるまでのペースは本当に人それぞれだと感じました。
早く慣れる子もいれば、時間がかかる子もいますし、ずっと苦手なままということもあると思います。
苦手なままでも問題ないと感じた
キャンプが苦手なままであっても、それ自体が悪いことではないと感じるようになりました。
「向いていないかもしれない」という気づきも、立派な結果のひとつだと思います。
続けるかどうかは柔軟でいい
続けることにこだわりすぎず、その時々で判断していいのだと感じています。
間隔を空けたり、やめたり、また再開したりと、柔軟であっていいと思うようになりました。
親の考え方が影響する部分もあると感じた
「慣れてほしい」「できるようになってほしい」という気持ちが強すぎると、
それが子どもにも伝わってしまうことがあるのではないかと感じました。
親が構えすぎず、自然体でいることも大切なのかもしれません。
親子キャンプ全体を振り返った内容については、こちらの記事も参考になるかもしれません。親子キャンプを続けて感じたメリット・デメリット
まとめ
キャンプが苦手そうだった子どもと向き合いながら続けてきた親子キャンプは、
「変化があったかどうか」以上に、「どう向き合ってきたか」を考える時間になりました。
大きな変化を期待せず、無理をしない形で関わってきたことで、
少しずつ反応が変わったように感じる場面もありました。
ただし、それがすべての家庭に当てはまるわけではありません。
この体験談は、あくまで一例として、
親子キャンプとの付き合い方を考えるきっかけになれば幸いです。

