手紙や封筒を送るとき、「切手は何円分貼ればいいの?」と迷ったことはありませんか?
重さやサイズによって料金が変わる郵便物は、ちょっとした勘違いで料金不足になることも。
この記事では、切手料金の仕組みから正しい貼り方、よくある疑問まで、知っておきたいポイントをまとめて解説します。
切手の基本ルールを知ろう
郵便物に必要な切手の金額は、封筒の形やサイズ、そして中に入っているものの重さによって決まります。
まずはその基礎を確認しましょう。
切手料金のしくみとは?
切手料金は、日本郵便が定めるルールに基づいて決まっています。
たとえば、通常の定形郵便であれば25g以内なら84円、50g以内なら94円の切手が必要です。
内容物の重さが少しでも上回ると追加料金がかかるため、正確に把握することが大切です。
サイズと重さで決まる日本郵便の区分
郵便物は主に「定形郵便」「定形外郵便」「ゆうメール」などに分類されます。
さらに定形外郵便には、規格内と規格外の2つの区分があり、それぞれ料金が異なります。
封筒の縦横の大きさや厚さが制限を超えると、自動的に料金が高くなる仕組みです。
封筒の形や厚みによる料金の違い
送る封筒の形状や中身によっても料金は変わります。
たとえば角形2号のような大きな封筒は、折らずに送ると定形外扱いになり、料金が高くなります。
1cm以上の厚みがある場合も規格外となるため、書類のまとめ方や封筒選びは慎重に行いましょう。
重さと料金の関係をチェック
郵便物の重さは、料金の決定においてとても大きな役割を果たします。
ここでは、重さ別にどのように料金が変わるのかを見ていきましょう。
定形郵便・定形外郵便って何が違う?
定形郵便は、重さが50g以内で、大きさと厚さが一定の範囲に収まるものが対象です。
一方、定形外郵便はそれを超えたサイズや重さの郵便物に使われます。
さらに定形外郵便は規格内と規格外に分かれ、100g、150g、250gなど細かく区分されています。
これらの区分ごとに料金が異なるため、発送前に確認することが必要です。
家庭でできる!郵便物の重さを測るコツ

家庭でも使える郵便はかりで、封筒の重さを正確にチェック
家庭で重さを測るには、料理用のキッチンスケールや郵便用の小型はかりが便利です。
中身を入れた状態で封筒を計量し、実際の重さを正確に把握しましょう。
0.1g単位で測れるデジタルスケールを使うと、より安心です。
不安なときは郵便局の窓口で再確認するのもおすすめです。
重さ別の切手料金一覧と貼る枚数の目安
重さに応じた切手料金は段階的に設定されています。
たとえば、定形郵便で50g以内なら94円、定形外で100gまでは120円、150gまでは140円といったように増加します。
手元にある切手を組み合わせて必要な料金分を貼ることも可能ですが、金額が正確であることが最優先です。
余っている10円切手などを活用する際も、見やすく整えて貼ると印象も良くなります。
失敗しない切手の貼り方ガイド
切手はただ貼るだけでなく、見た目や位置にも気を配ると丁寧な印象になります。
貼り方の基本を押さえておきましょう。
切手はどこに貼る?基本の位置を確認
切手は、封筒の表面右上に貼るのが一般的です。この位置に貼ることで、郵便局の自動処理機がスムーズに読み取れるようになります。
複数枚の切手を貼るときは、横並びに間隔を詰めて整えると、見た目もよく、処理もスムーズです。
複数枚貼るときの注意点
料金を満たすために複数の切手を使う場合、デザインや形が異なっていても問題ありません。
ただし、重ならないよう丁寧に貼り、汚れたり破れたりしないように気をつけましょう。
切手の枚数が多くなると見た目に影響するため、できれば高額切手を活用するのもひとつの手です。
サイズが大きい郵便物の場合の対応方法
大判の封筒などで右上に切手を貼るスペースが足りないときは、左上や下側に貼るのも可能です。
ただし、郵便局員が見やすい場所に配置し、封筒のフチから離しすぎないようにしましょう。
切手の剥がれを防ぐためにも、貼る位置や封筒の材質に注意が必要です。
自分でできる!切手代の簡単計算術
郵便局に行かずとも、料金の計算は自宅で簡単に行えます。
便利なツールや購入方法を知っておけば、いざというときに役立ちます。
切手代を調べる手順と便利ツール
日本郵便の公式サイトには、郵便物のサイズや重さを入力するだけで必要な切手代を計算してくれるツールがあります。
パソコンでもスマートフォンでも利用でき、料金表のPDFもダウンロード可能です。
手元にプリントアウトしておくと、繰り返し確認できて便利です。
足りなかったときの対処法
万が一、貼った切手の金額が足りなかった場合は、不足分を受取人が支払う仕組みになっています。
相手に迷惑をかけないためにも、あらかじめ重さやサイズを確認しておくことが大切です。
心配な場合は、郵便窓口で確認するのが確実です。
切手はコンビニでも買える?活用方法
基本的な切手であれば、コンビニエンスストアのレジでも販売しています。
たとえば84円や94円などのよく使う金額の切手は、深夜や休日でも購入できるため非常に便利です。
必要な金額を伝えれば、その分を組み合わせて用意してくれる店舗もあります。
知っておきたい素朴な疑問と注意点
ちょっとしたミスでトラブルになることもある郵便物の発送。
よくある質問とその対応方法を知っておくと安心です。
貼り忘れ・不足していた場合はどうなる?
切手が貼られていない、もしくは金額が足りなかった郵便物は、差出人に返送される場合と、受取人に不足分を請求される場合があります。
再発送が必要になることもあるため、投函前に切手の金額が正しいか確認する習慣をつけましょう。
重量オーバー時の貼り方の工夫
封筒に入れた書類などが予想より重くなってしまった場合、追加で切手を貼って対応できます。
貼るスペースが足りないときは、封筒の裏側に貼っても構いません。
ただし、切手がはがれないようにしっかりと貼り付け、見た目にも整えるようにしましょう。
目的に合わせた切手の種類と選び方
郵送する目的によっては、記念切手やデザイン切手などを使うことで、相手に好印象を与えることもできます。
お祝いごとや季節のあいさつには、華やかな絵柄の切手を選ぶと気持ちが伝わりやすくなります。
もちろん、金額が合っていればどの切手を使っても問題ありません。
はがきと封書・荷物の切手ルールの違い

画像では両方左上に切手が貼られていますが、実際には封筒が横書きの場合は右上に貼るのが基本です
郵便物には「はがき」と「封書・荷物」の2つの大きなカテゴリがあり、それぞれ切手の貼り方や位置に違いがあります。
はがきでは、切手は表面の左上に貼るのが一般的です。
縦書きのレイアウトが基本で、左上に切手を貼ることで全体のバランスがとれ、受け取る人にも見やすくなっています。
一方で、封筒(封書)や荷物の場合は、切手はレイアウトによって異なります。
- 横書きの封筒:自動処理機に対応するため、右上に貼るのが基本。
- 縦書きの封筒:文字の流れとのバランスを考慮して、左上に貼られることが多いです。
このように、レイアウトに応じて貼る位置を判断するのが大切です。
郵便局の処理のしやすさも意識しつつ、丁寧な見た目で貼るように心がけましょう。
まとめ
切手を貼るときは、サイズ・重さ・貼り方の3つを意識するだけで、スムーズに郵送できます。
迷ったときは日本郵便の公式情報をチェックし、確実に届けられる準備をしてから投函するのがおすすめです。