「デイキャンプって何時に行って、どんな風に過ごすの?」
はじめての方は当日のスケジュールがどうなるのかなと思いがち。
この記事では、親子で無理なく楽しめるデイキャンプの1日の流れと、気をつけたい準備・片付けのポイントを時間軸に沿ってご紹介します。
出発前にチェックしておきたい!天気と現地の情報
スムーズな1日を過ごすためには、事前の確認が大切です。
現地の状況や天気、設備の有無を把握しておくことで、わからないことを減らして出発できます。
初めて訪れる場所でも、事前に情報を集めておけば余裕を持って行動できます。
天気予報は前日・当日ともに確認
前日だけでなく、出発直前にも天気をチェックすることで、気温や雨の変化に備えられます。
晴れていても風が強い日などは準備を見直すことも必要です。
天気アプリを使えば、風速や紫外線指数など細かい情報も確認できます。
また、急な天候の変化に備えて、折りたたみ傘やレインポンチョを持参すると良いですね。
公式サイトや口コミで現地設備を確認しておく
トイレ、水道、駐車場の有無は親子連れにとって大切なポイント。
公園やキャンプ場の情報は、自治体サイトやGoogleマップの口コミなども参考になります。
写真付きのレビューを見れば、実際の様子がよりイメージしやすくなります。
遊具の種類や混雑状況、木陰の有無なども事前にわかると計画が立てやすくなります。
混雑しやすい日や時間帯もリサーチしておこう
週末や連休は混雑しがち。
午前中の早めに到着することで、落ち着いて場所選びや設営ができます。
可能であれば平日を選ぶと、ゆったりとした時間を過ごせることが多くなります。
SNSや地域の掲示板などで混雑の傾向を確認しておくと、時間帯の目安にもなります。
準備は前日からが基本!当日は“気楽”がポイント

おでかけ準備を親子で一緒に。忘れ物を防ぐコツは、前日のチェックリスト活用
忘れ物やバタバタを減らすには、前日の準備がカギ。
子どもと一緒に支度することで、当日も気持ちに余裕が持てます。
ゆっくり準備を進めることで、キャンプ当日を親も子どもも楽しみに迎えられるようになります。
また、朝の出発前に焦ることがないようにするには、準備の流れにひと工夫を加えることが大切です。
持ち物リストをもとにパッキング
レジャーシート、簡易テント、おやつ、水筒などはチェックリストで事前に確認。
必要最低限に絞ることで移動も楽になります。
チェック項目に印をつけながら準備すれば、忘れ物も減ります。
使ったリストは次回の参考にもなるので、スマホで写真を撮っておく人も多いですよ。
子どもにもできるお手伝いを取り入れて
「水筒をバッグに入れてね」など、簡単な準備を任せることで子どもにも楽しみが生まれます。
お気に入りのおもちゃを自分で選んでもらうと、「自分で準備した!」という実感がわいて、当日の気分も高まります。
年齢に応じて役割を決めることで、親子で協力しながら準備が進みます。
朝食をすませて早めに出発するのがおすすめ
朝のうちに出発できると、設営や遊びにゆったりと時間が使えます。
朝食をすませてから移動すると良いですね。
前日に朝食のメニューを決めておいたり、パンや果物など手軽に食べられるものを準備しておくと、当日の流れがスムーズになります。
できるだけシンプルな朝の動線を意識することも、落ち着いたスタートのポイントです。
現地に着いたら「拠点づくり」からスタート
最初に落ち着ける場所を整えることで、その後の流れがスムーズになります。
子どもがすぐに遊び始めたくなるのを見越して、最初に休憩スペースを用意しておくと、大人も気持ちに余裕を持って行動できます。
気温や風の強さ、周囲の様子なども含めて、できるだけ心地よく過ごせる環境づくりを心がけましょう。
シートやテントを手早く設営
子どもがすぐに遊びたくなる前に、まずは休憩スペースを確保。
木陰など日差しを避けられる場所が理想です。
地面の傾きや小石の有無などにも注意して、なるべく平らな場所を選びましょう。
風がある日は、テントやシートの固定も忘れずに。
荷物の置き方と動線を工夫する
人の通り道をふさがないように荷物をまとめ、すぐ使うものは取り出しやすくすると良いです。
飲み物やおやつ、ウェットシートなどよく使うものはひとまとめにしておきましょう。
また、テントの出入り口や遊びスペースの動線を意識して、子どもが自由に動けるレイアウトにしておくと遊びやすいですね。
トイレや水場の場所も事前に確認しておこう
いざという時に焦らないように、トイレの場所は設営後すぐにチェック。
小さい子がいる場合は特に大事なポイントです。
トイレの綺麗さや、手洗い場の有無もあらかじめ見ておくと、食事やおやつの時間も戸惑うことなく過ごせます。
水場が遠い場合には、あらかじめ自宅から多めの水を持って行くなどの工夫も役立ちます。
午前中は外遊びと軽めのおやつタイム
元気いっぱいな午前中は、外遊びやおやつタイムで楽しく過ごしましょう。
子どもの集中力が高く、体力もまだ残っているこの時間帯は、思いっきり体を動かせる遊びにぴったりです。
無理のない範囲で、自然とふれあいながらのびのび過ごすことが、午後の落ち着いた時間にもつながります。
子どもの気分に合わせて遊び方を選ぶ
ボール、シャボン玉、虫探しなど、場所に合った遊びを選べば、無理なく楽しめます。
広い原っぱがあれば走ったり鬼ごっこをしたり、小さなスペースでは落ち葉集めや石拾いもおすすめ。
あらかじめ複数の遊び道具を用意しておくと、子どものその時の気分にあわせて選ぶことができて楽しめるでしょう。
遊びを始める前に「このエリアで遊ぼうね」と範囲を決めておくのも良いです。
水分補給と休憩をこまめにとる
暑い季節はもちろん、春や秋でも水分補給は大切。
定期的に声をかけて、体調を崩さないようにしましょう。
汗をかいたらこまめにタオルで拭く、帽子をかぶるなどのケアも忘れずに。
休憩のタイミングでは、おやつや果物など水分の多いものを取り入れると自然に補給ができます。
飲み物は保冷バッグに入れて冷たさをキープするのもアリです。
気温・日差し・虫への対応も忘れずに
帽子や虫よけグッズ、羽織りものなどで対応を。
日差しが強い日にはこまめに日陰で休憩をとってくださいね。
虫が気になる季節には、長袖の薄手の上着やズボンで肌をカバーしましょう。
地面に座るときはレジャーシートの使用がいいですね。
事前に周辺の自然環境を見ておくことで、準備もしやすくなります。
お昼ごはんは無理のないスタイルで
アウトドアでも、親子で無理なく食事を楽しむコツがあります。
自然の中でのごはんは、それだけで特別な時間。
無理に豪華なメニューを用意しなくても、家で準備できるシンプルな料理で十分に楽しめます。
食事タイムは休憩にもなるので、午前中にたっぷり遊んだあとのひと息として取り入れると、子どもも落ち着きやすくなります。
食べやすいメニューで親もラクに
おにぎりやサンドイッチなど、手で食べやすいものを中心に。
食器を減らせる工夫をすると片付けも簡単です。
フルーツやスープを保温・保冷容器に入れて持参すれば、手軽にたくさんの食材をとれます。
子どもの好きな具材を入れて一緒に作ると、準備の段階から楽しみが始まります。
食事に夢中になりすぎないよう、食べる場所や姿勢も整えておくと良いですね。
テーブルやシートでゆったりランチ
コンパクトなテーブルがあると、飲み物や食べ物が安定して置けます。
レジャーシートでも十分楽しめますよ。
レジャーシートの下に断熱マットを敷けば、地面からの冷えも防げますし、座り心地も良いです。
周囲の風景を眺めながら食事を楽しむことで、家では味わえない「外ごはんの魅力」がぐっと増します。
食後はごみ整理・手ふきタイムもセットで
ウェットシートやごみ袋をすぐ使える場所に置いておくと、片付けがスムーズ。
子どもと一緒に整理するのも習慣になります。
ごみの分別を一緒に行ったり、「使ったものは自分で片付ける」ルールを決めておくことで、遊びと生活のけじめも自然に身につきます。
帰る前の準備を楽にするためにも、食後の整理整頓は大切な時間です。
午後はのんびり過ごして、早めに撤収へ

木陰でリラックスする親子の午後。遊び疲れた体をゆっくり休めるひととき。
午後は無理せず過ごすのがコツ。
体力や集中力に配慮して、早めに片付けを意識しましょう。
午前中にたっぷり遊んだあとは、気持ちをクールダウンさせる時間を取り入れることで、子どもも無理なく最後まで楽しめます。
午後の過ごし方を工夫することで、1日の締めくくりがより穏やかになります。
木陰で休憩したり軽く遊んだり
疲れが見えたら無理せずのんびりタイムへ。
シートの上で絵本を読んだり、お絵かきするのも子どもは楽しいです。
空を眺めながらぼーっとしたり、落ち葉を集めてアートにしてみたりと、静かに自然に触れられる時間が子どもの心にも穏やかさをもたらします。
大人にとっても、コーヒーを飲みながら一息つける貴重な時間になります。
「そろそろ帰ろうか」が言えるタイミングで切り上げ
遊びきるよりも「楽しかったね」と言える頃合いで撤収すると、次回への期待につながります。
あらかじめ「○時くらいに帰るよ」と伝えておくと、子どもも気持ちの切り替えがしやすくなります。
お気に入りのおもちゃや遊びを「最後にもう1回だけ」として区切りをつけるような工夫をしましょう。
片付けは家族みんなで「遊び感覚」で
片付けをゲーム感覚にすれば、子どもも前向きに参加できます。
「誰が早く畳めるかな?」と声をかけてみましょう。
道具を使った簡単なルールをつくったり、「〇〇係」を決めて役割分担することで、自然とお手伝いの習慣が身に付きます。
楽しい終わり方ができれば、次のキャンプもきっと楽しみにしてくれるはずです。
帰宅後もスムーズに!家での片付けとひと休み
帰ってからのひと工夫で、次回のデイキャンプももっと楽になります。
家に戻るとホッとして気が緩みがちですが、ここで少し頑張っておくと、次回がぐっと楽になります。
疲れすぎない程度に、家族で協力して“締めくくりの習慣”を作るのが良いですね。
荷物をそのままにしないのがポイント
使った道具はその日のうちに片付けるのが理想。
翌日になると手間に感じやすいので、帰宅後の習慣にしましょう。
特に食べ物や飲み物を入れていた保冷バッグや容器は、その日のうちに洗って乾かすのがコツ。
玄関やリビングに荷物を置きっぱなしにせず、所定の場所にすぐ戻せるよう収納場所をあらかじめ決めておくとスムーズです。
道具の乾燥・消耗品の補充も忘れずに
レジャーシートやテントは風通しの良い場所でしっかり乾かし、ウェットシートやごみ袋などの補充もしておくと、次回の用意が少し減らせます。
濡れたまま放置せずに、天気のよい日にはベランダや庭で広げて干しましょう。
補充用アイテムは「キャンプ用グッズ箱」などを決めておくと、次の準備もぐっと楽になります。
「今日のキャンプどうだった?」感想タイムで締めくくり
家でのんびりしながら「何が楽しかった?」と話す時間も思い出づくりの一部。
写真を見返すのも楽しさの共有ができますね。
「また行きたいね」「次はあそこに行ってみようか」といった会話を通じて、次のアウトドアの計画も自然とふくらみます。
子どもが描いた絵や拾ってきた葉っぱなどを使って、ちょっとした思い出アルバムやクラフトを作るのも楽しい締めくくりになります。
前日と当日の準備がうまくいくと、当日の流れもスムーズでした。
体験をふりかえった記事でもその様子を紹介しています。→「親子で楽しむキャンプ体験!初心者ファミリーの1日をふりかえる」
まとめ
無理のないスケジュールと準備で、初めてでも楽しいデイキャンプが実現します。
家族のペースを大切に、笑顔で「また行きたいね」と言える1日を過ごしてみてください。